賃貸よくある質問シリーズ 第2弾 契約時編
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【知っ得!情報~賃貸よくある質問 Vol2~契約時編】
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株式会社Room’s Bar 中川です。
「知っ得!情報~賃貸よくある質問シリーズ」を3回にわたってお届けしています。
今回は第2回 「知っ得!情報~賃貸よくある質問 Vol2~契約時編」です。
一生住むわけでなくても日々の生活の場として借りる以上、出来るだけ不便やストレスのない気持ちよく暮らせるお部屋を借りたいもの。
慣れないから不動産屋に問い合わせるのが怖い、心配。
分からないから不動産屋にいいように借りさせられそう。
お客様にお伺いするとお部屋探しを開始するにあたり、こうした不安を抱えていらっしゃる方がとても多くいらっしゃいます。
そこでお部屋探しから契約時、退去時の3つに分けて、賃貸のよくある質問をお届けします。
私たちは不動産のプロとして、お部屋探しに役立つ情報をお送りすることで、ご自分で納得のいくお部屋を探していただきたいと思っています。
私たちの「知っ得!情報」が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
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賃貸よくある質問 Vol2~契約時編
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お客様からいただいた質問からよく聞かれるものをご紹介します。
今回は「契約時」についてのよくある質問です。
▼最短でどのくらいの期間で入居できますか?
通常は申込みの手続きをして契約までに約1週間前後かかります。
審査に通れば契約になるので、必要な書類が準備出来ていればスムーズです。お急ぎの場合は不動産会社に相談してみましょう。
▼申込み・契約時のポイントを教えてください
契約書に署名捺印する前に以下をしっかり確認しましょう。
・重要事項説明
→不動産会社は契約時きちんと説明することが法律で義務付けられています。
建物の構造や設備に関する大切なことが説明されますのでしっかりと聞き、分からないことがあれば必ず質問し、納得してからサインをしましょう。
契約終了時の精算や設備状況、管理者が誰か、敷金の扱いや賃料、契約更新時の更新料などは特にしっかり確認しておく必要があります。
・禁止事項
→ペットや楽器だけでなく、石油ストーブなど持ち込みが禁止・制限されるものもあります。
確認せずに契約し、入居後トラブルになると大変です。必ず確認しておきましょう。
・現状回復
→ある程度の期間、生活をして暮らしていれば物件は経年劣化で傷んできます。
そこで経年変化や通常の使用による損耗などの修繕費用は賃料に含まれる・・とされ、それについて入居者が負担(敷金から引かれたり請求されたり)する必要はありません。
しかし物件によっては退去時の現状回復義務について負担割合が決められているケースもあります。退去時に聞いていなかったは通用しません。
自分が借りる物件の現状回復の範囲を理解して契約するようにしましょう。
・契約開始日
→契約開始日は賃貸契約が始まる日のことです。
実際にまだ引っ越していなくても、この契約開始日から家賃が発生します。
後のトラブルにならないよう契約時にこちらも必ず確認してください。
これらの他、敷金礼金の扱いや退去通知期間なども聞いておくようにしましょう。
▼入居審査って具体的に何を調べるのですか?
基本的な審査事項は契約者の在職確認、保証人の身分の確認です。
これらの確認が管理会社や入居審査会社によって行われた後、提出された書類を元に、「家賃はきちんと払えるのか」「保証人の能力はどうか」「他の入居者に迷惑がかかる恐れがないか」など大家さんが判断します。
▼保証人と連帯保証人の違いって何?
保証人も連帯保証人も入居者が家賃を支払えない場合に代わって支払うという点は同じです。しかし扱いが全く異なります。保証人の場合、代わりの支払いを要求されても「本人に催促してくれ」「本人が払えないことが分かったら払う」と対応することが出来ます。保証人の責任は本人が解決できなかった後になります。
これに対して連帯保証人は入居者と同等の支払義務があります。
つまり代わりに払えと督促されたら家賃を支払わなければならないのです。
連帯保証人は実際に住んでいる人と義務だけは同じ扱いになりますので、「本人に先に催促してくれ」と拒否することは一切出来ないのです。
賃貸借契約では「連帯保証人」が主になります。
▼火災保険は入らないとダメですか?
契約時に火災保険に加入しなければいけないという法律はありませんが、加入が入居の条件になっている場合がほとんどです。加入をしてもらうのは不動産会社が強制しているのではなく大家さんの意思ということになります。
万一、自分が原因で失火した場合の賠償請求は数千万円、それ以上になる場合もあるかもしれません。保険に入っていなければ通常は支払えません。
また火災保険には他の保障もセットされいて、水漏れ事故などを起こして階下の部屋に被害を出してしまった場合の賠償金などもカバーされます。
物件の構造や広さによっても変わりますが、2年で10,000円~25,000円くらいの金額になるのが一般的です。
▼特約ってなんですか?
特約事項とは「当事者間の特別の合意・約束」、「特別の条件を付した約束」などを意味します。分かりやすく言えば契約書面での不備や不足を家主側がカバーするために特に設けられた約束・条件ということになります。その物件ならではの契約になりますので必ず確認するようにしましょう。
先出の現状回復や賃料値上げに関する内容から、子供が生まれたら退去などの特約があるケースもあります。
貸主の強い立場を利用して借主に対し、貸主に有利になるような特約は無効とされていますが、問題が起きると裁判で争われることもあります。
いかがでしたか?
お部屋探しの際、気になることは遠慮なく聞いて、後で後悔することのないよう納得のいく物件を探してくださいね!
次回は
【知っ得!情報~賃貸よくある質問 Vol3~退去時編】
をお送りします。
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出来るだけ条件に近いご提案やご案内を差し上げております。
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